共読本棚

こどもの秘密基地のような本棚を設計しました。岐阜市の図書館である、ぎふメディアコスモスに置いてあります。
かたちは、空間に隙間なく充填できる切頂八面体。本体は3つに分解できて、図書館の前庭に持ち出すことができます。また、本棚も取り外して持ち出すことができるため、中学校などに出張図書館をすることができます。共読とは、松岡正剛さんが提唱した「読書で得る情報を共有、交換し合い、その価値と効果を相互に高めることを可能とする新しい読書」です。この本棚には、今月のおすすめの本を紹介する面や、本の感想を入れることができるポスト、本の感想を書くための筆記用具が入れられた引き出し、自由に感想や好きな本を書ける黒板など楽しい仕掛けが組み込まれています。
飛騨のすばらしい職人さん達と、実寸の模型を作りながら検討して完成させました。
©伊東豊雄建築設計事務所