取り壊す予定の空き家に伺いました。ほぼ荷物は撤去され、躯体が残るのみの現場でしたが、木と家の間に鳥の巣箱が挟まって隠れているのを見つけました。家の持ち主のおじさんに聞くと、亡くなった息子さんが小さいころ作ったものとのことで、その巣箱の中にピンホールカメラを入れて鳥の出入口から風景を撮り、巣箱が旅をしているような写真をアルバムにまとめておじさんにあげました。