おうちさよなら日記

おうちさよなら会主宰、杉山が実家を手放した際の悲しみから、次の生活のための物づくりや記録を通して立ち直っていく様子を本にしたものです。私の生まれ育った家は建築家であった父が設計したものでした。母は特に家を愛しており、何とかお金を工面して家を守ってきました。その母が1年前に亡くなり、父も体を壊し、家を守っていくことが難しくなった為父と私は家を手放すことにしました。手放しのための作業はつらいものでしたが、その中で、家をめぐる記憶をとどめるための写真や動画、建築模型、カーテンなどを製作し、経緯を「おうちさよなら日記」という1冊の本にまとめました。
「おうちさよなら日記」はhoka booksさんのサイトから購入できます。
https://kakezan.thebase.in/items/56559346
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プロジェクト名:おうちさよなら日記製作
実施場所:栃木県宇都宮市
製作期間:2020.9.1~2021.12.1
製作メンバー:小野悠介(写真)、嶋田翔伍(編集協力)、占部将吾、杉山由香、中山和典、林咲良
▲おうちへの有難うの言葉。
▲写真家さんに撮ってもらった、おうちとさよならする前の家族写真。
▲母が亡くなったのがおうちの手放しのきっかけでした。
▲母が亡くなる間際に昔の写真を一緒に見て語り合った言葉。
▲築30年のおうちは、東日本大震災の影響もあって傷んでおり、
基礎や床束、屋根などの補修が必要でした。
父は金銭的・体調的にここで暮らし続けるのは困難だったため、おうちを手放すことになりました。
▲家が建ってから、さよならするまでの間に、誰がどんなふうに暮らしていたか簡単にまとめた年表。
▲おうちを手放すことになったとき、私が感じていたこと。
▲おうちはどこもかしこも思い出だらけで、
自分ではどこの写真を撮ればいいかわかりませんでした。
プロの写真家さんに家の姿を撮っていただきました。
▲新居に希望をもって、未来のことを考えて行動を起こすことは良いことだと気づいた時期の文章。
▲新居のカーテンを、無くなってしまう庭の草木で染めることにしました。
それぞれの木の思い出も記して、染まった布の色とともにまとめました。
▲庭の草木染の布の試作を行っている風景。